編集部の中村智代です。

5月18日発売恋人はボーイッシュの表紙絵を担当してくれたくぢらもちさんにテキストインタビュー取材を行いました。一度見たら忘れられない、あのイラストの秘密に迫ります。



002_立ち絵---------それではその模様を、ご覧ください。





Q.この度は表紙絵、その他イラストのほうを担当してくださってありがとうございます。
今回の絵にて、特に力を入れた箇所、もしくは難しかったところなどあれば、教えててください。

A.こちらこそ、ありがとうございます。
今回、描かせて頂いたキャラクターは、タイトルにもある通り「ボーイッシュ」さが、まず重要だと感じたので、
大人の女性で有りつつ、ボーイッシュな魅力が有る女性というのはどういう人なのだろう、
と、そこからまずイメージする時点で難しかったです。
更に、普段の自分はあまり女性の胸を大きく描く事も少ないので、そこも難しかったです。
結果的には、イメージが固まってからは割とストンと頭にビジュアルが出てきたので助かりました。


Q.実は今回の表紙絵、構図段階からくぢらもちさんご自身のデザインによるものでした。メインの女性の立ち絵やポーズはどのようなところから発想を得たのでしょうか。

A.人物画のお仕事を頂いてから、すぐに「恋人はボーイッシュ」の本編を送って頂いたので、まず読まさせて頂いたのですが、
物語の中盤頃に表紙の絵になっている高橋智代が、主人公に一歩踏み込んで自分の愛を伝えるシーンがありまして、
智代が自分のえっちぃ写真と、土佐弁のメールを送って主人公を誘惑してくるんです。
詳しくは私の駄文を読んでイメージするより、本編を是非読んで頂きたいので省きますが、
あー、こういう積極的で地方色の強い女性って良いなぁ、と心から思ったんですね。
多分、そのシーンにキャラクターの印象が一番強く感じたんだと思います。
その時送られたであろう、えっちぃ写真の智代を自分なりにイメージして描きました。



Q.印象的だったのは描き方にあります。線画という段階を飛び越して、こちらでも驚くほどのスピードで、そして質の高いカラー絵を提出してくださいました。お答えできる範囲内でかまいませんが、このような描き方はいつ頃から確立されたのでしょうか。

A.普段から絵を描く時はほとんど線画を描かないで、ほんとに汚い状態のラフから色を塗ったくる、という方法で描いてます。
自分は、アナログの油絵から絵を描く事にハマったので、デジタルでも似た様な感じで作業する事が多いです。
完成に至るまでのスピードが速い事も有れば、線画が無いゆえ描きながら途中で嫌になって根本的な部分まで直しをする時も有るので、制作にかかる時間にムラが有ります。
今回は、編集の方々らが非常にこまめにメールをくれたおかげで、重要な部分はブレずに最後まで安心して作業が出来ました、スピードの理由はそれに尽きると思います。


Q.先の質問と被ってしまうところがあるかもしれませんが、絵描きとして尊敬されている、または影響を受けているかたなどいらっしゃいますか?

A.それこそ上げだしたらきりがないぐらい色々な作家さんから影響受けていると思いますが、
主に日本で活躍されている漫画家、イラストレーターの名前を挙げさせて頂くと、
水無月徹、閂夜明、道満晴満、TAGRO、たかみち、冬目景、沙村広明、toi8、鶴田謙二、川洋、などなど‥(敬称略)
他にもちらっとpixivなどで見かけた外人さんの絵なんかもとても心惹かれる雰囲気が有って、
ネットで絵を見る機会が多い今の時代は絵を描く人皆そうだと思うんですが、
自分の中に有る数限りない作家さんから受けた影響を頭の中で整理するのに大変ですね。

尊敬している絵描きさんは、絵で生計を立てている人全員を尊敬してます。
仕事にしてなくとも、こだわりを持って創作をしている人も全員尊敬してます。


Q.最後の質問になります。
将来、くぢらもちさんが絵描きとしてチャレンジしてみたいことはありますか?

A.自分は遅筆な方なので、絵を書き溜めるのに時間がかかるのですが、いつかまとめてCG集や印刷物等が作れたらいいなぁと思ってます。
あと、これは自分一人では無理ですが、俗にいうビジュアルノベルゲームの直撃世代なので、
そういったPCゲームのキャラクターデザイン等が担当出来たらと思いますね。


――ありがとうございます。
こちらこそ、ありがとうございました。




---------以上です。



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午後の美人 編集部
中村 智代